よくあるご質問

いま現在、当院に来院されている患者さまや、鍼灸治療や指圧・マッサージを受けられるのが初めての方々からのよくあるご質問やご相談内容をまとめてみました。



鍼灸治療の際、使用する鍼(はり)は何本くらい。

・ 鍼灸治療と指圧マッサージ、どちらが向いているか。

・ 鍼灸治療やマッサージの通院間隔はどのくらいが良いか。

・ どのような治療院(マッサージ店)や治療家(施術師)が自分には良いのか。

・ 男性と女性の施術者、実際にはどう違うのか。
 

・ 「指圧」と「マッサージ」、その違いは何か。

・ 「もみ返し」はなぜ起きるのか。



鍼灸治療の際、使用する鍼(はり)は何本くらい?
「実際にはどのような方法で鍼治療をおこなっているのですか」


当院に実際に来院されている患者さまに、1回の治療で使用する鍼の本数は1~50本ほどになっております。
患者さまによって使用本数にかなりの開きがあることが目につきますが、1回分の施術での平均の使用本数でいえば概ね15~20本ほどです。

当院では鍼治療を施す際、その方の「鍼の刺激に対する感受性や相対度」を重要視します。
まずそれを踏まえた上で、症状の原因や患部の範囲や深さ、関連している筋肉や神経、ツボの位置関係を考慮し、鍼の質(太さ・長さ)や数のボリュームを調整していきます。
重くてひどい症状だから、たくさんの太い鍼を使用するといったことではありません。

使用方法の凡例をいくつか簡単にご紹介いたします。
必要なツボ(や反応点)に1本づつ鍼を打ってそのまましばらく置いておく、ごく一般的な方法(置鍼)をはじめ、1本の鍼を数カ所のツボに使用するケースや、つらい患部にはほとんど鍼を打たず、他の部位へより集中して使用することも場合によってはあります。
鍼はからだに刺激を入れる為の道具ですし、患者さまの体質や症状もまちまちですから、その手段や強弱も必要に応じて多彩となります。
要はいかにして無理なく鍼の刺激をからだに浸透させていくかということです。

ちなみに、使用する鍼は全て毎回使い捨て(ディスポーサブル鍼)を使用しております。



鍼灸治療と指圧・マッサージ、どちらが向いているか?
「正直、鍼やお灸は怖いので、マッサージの方が良いのだけれど」


これは来院中の患者さまや、お電話等でも数多くご相談を受ける質問内容です。
私なりの結論から申し上げますと、「
その方の
症状体質次第なので、実際のところやってみないとわからない」というのが精一杯の回答です。

しかし、鍼灸の刺激に対して過敏に反応してしまう(金属アレルギーを含む)デリケートな体質の持ち主であったり、精神的に鍼やお灸に対して過度な嫌悪感や恐怖感を抱かれてしまう方は、残念ながら鍼灸治療には向いていない対象かと思われます。
鍼やお灸は治療にかかせない刺激を からだに入力するための手段です。
その刺激は受け手である患者さまのからだで消化・吸収されるので、嫌悪感や恐怖感を強く抱いたまま施術をすると、ある種の拒絶反応を起こしてしまい「消化不良」として治療効果が半減、もしくは逆効果という結果を招いてしまう恐れがあります。

とはいえ、最初は恐る恐る鍼治療を受けられた方が、実際に治療をしてみてからは 鍼の刺激にもすっかり慣れ、むしろお好きになられた方も多く見受けられます。
「鍼を打たれる(刺される)」というのはやはりイメージ的に怖いものですが、鍼に対してよほど苦い経験をお持ちでない方は、一度勇気をだして試してみることも当院としては(立場上ですが・・)おすすめいたします。
これは指圧マッサージにおいても同様に言えることで、カラダに投げ入れた刺激をどう受け止め、どう消化し、どう反応するかというシステマチックな治療法である以上、鍼灸もマッサージもそういった嫌悪感が由来する悪影響の存在は
さして変わらないことになります。

ただし「鍼」は皮膚を貫通し、奥深くに眠る高質な神経にまで刺激を伝えることが出来る分、お灸やマッサージと比較すれば刺激量(ドーゼ)はかなり大きなものとなります。
そういった意味では、ドーゼに対して許容範囲のある体質の方は、より短時間で高いドーゼを享受できる鍼治療の方がマッサージ施術よりも向いているかと思われます。
しかし強いドーゼだからと言って治療効果もそれに比例して高くなるという訳では決してありません。
これも結局のところ、実際に治療・施術をしながら からだの反応を診て判断していくことになります。


 

鍼灸治療や指圧・マッサージの適度な通院間隔を教えてください
「どのくらいのペースで治療や施術を受けた方が良いのですか?」


こちらのご質問は施術直後の患者さまから多くいただく内容です。
人間の体調やそれに付随する症状は基本的に常に動くものですから、必ずしもこの間隔で治療をする!といった決められた法則はなく、むしろ治療のタイミングはある程度流動的であった方が良いと当院では考えております。
鍼灸治療やマッサージで、一度からだに入力された刺激は、個人差はありますが半日~2日以内に浸透、吸収され、その後しばらく経ってから大なり小なり「好転反応」がおとずれます。
その反応期間がどのくらい持続するのかといえば、症状の度合いや個体差が大きく影響するので、残念ながらここでははっきりとした数字を申し上げられないのが現実です。
ただし 突発的な急性症状などは、要所で経過を診ながら 状態に合わせた流動的な治療を施さなければなりませんので、2~4日ほどの短めの間隔でしばらく通院していただいた方が良いケースもあります。
いずれにせよ、症状や体質、通院にかかる手間、それぞれの生活スタイルなどを考慮すれば、はっきりとした理想的な治療の間隔は全て「患者さま次第」といえますし、それで良いと思います。

投薬治療のように薬のチカラで半強制的に持続させる健康状態ではなく、あくまでその方の回復力を促すきっかけと後押しをするのが鍼灸マッサージの治療理念です。
その持続時間は患者さまそれぞれ異なるので、具体的な日数を提示するよりも、辛くなる少し前、もしくはそれが予期される頃に来院していただくのが最も良い選択かと思われます。

症状自体が安定化し、メンテナンスや予防法として定期的に「くさび」を打つという意味で鍼灸やマッサージをお受けになられる方々も当院にはたくさんおられます。
そういった方々からは、「大体1~4週間に一度程度、鍼灸やマッサージの刺激をからだに入れておくと体調が良い感じに持続する」というお話をよく伺います。
こちらも併せてご質問の回答の参考になればと思います。

 


どのような治療院(マッサージ店)や治療家(施術師)が自分には良いのか
「転居等で、新たにかかりつけの治療院を探す際のコツはありますか?」


これはどの治療院やマッサージ店においても同じことだと思うのですが、担当される施術者との「相性」はとにもかくにも1番に重要視しなくてはなりません。
だだしこの相性の種類の中でも、特にひと際重要なのが「身体や健康に対する考え方が同一(似ている)かどうか」という理論の適合、すなわち価値観の相性かと思われます。
そこにはその理論が正しいとか間違っているとかの「整合性」は特に必要はなく、あくまで価値観の相異の方が重要とお考え下さい。

薬を処方したり、機械をセットするだけの治療ではなく、人対人による「身体に触れる手による治療」ですから、上記の考え方(理論)を基盤とした価値観の相異は、施術の効果自体に白黒つける絶対的な要素といっても過言ではありません。
だからこそ施術者としっかりと「対話」をし、価値観の相違や相性を確認していくしかないのです。
その上での次のステップとして、手のタッチ(感触)や技量(上手さ)など技術的な力量と、身体との相性を
いよいよ把握していく流れが良いと思われます。
尚、それら全てに付加した、経験、知識、熱意、人間性・・・などなどなど、これらは元々治療家としては最低限必要なものですのでここではあえて割愛です。

蛇足(と持論)になりますが、我々プロの施術家が「これは!」と考える施術家や治療院は その場での気持ちよさからくる爽快感と、施術の後からくる快方感や治癒反応とを 全く別次元のものとして織り込んだ施療を念頭に施術しているかどうかに尽きます。
ちょっと解かりづらい言い回しになってしまいましたが、要は施術直後と 施術後ある一定期間の症状変化の予測ができ、それを相手に解りやすく伝えることが出来るのかも、上記云々見極める際のひとつのヒントになるということです。
外部のイメージや肩書きにとらわれず、まずは実際に
会って「対話」してみること。
面倒でややコストもかかる気がしますが、長いスパンでみればさほどコストもかからず、より確実な方法だと思います。


 

男性と女性の施術者、実際にはどう違うのですか?
「指圧・マッサージの場合、男女の施術者によって差異はあるのですか」


男性施術師だから強もみの指圧やマッサージ、女性の治療家だからソフトな鍼灸というイメージをお持ちの方も少なくないと思います。確かに大筋では当たっていますが、間違ったイメージの部分も結構あります。
ここでは当院の場合は・・・と、あえて強く!前置きをした上でお話をさせていただきます。
当院の男性施術師のおこなう指圧マッサージは確かに男性本来の持つ力強さや重厚感はあります。しかし実際に手や指から導わるからだへの当たり(感触)は意外にもやさしくソフトなのです。
何故かと言えば、単純に女性施術師よりも手や指の角度や形状が広く大きいからです。対照的に女性施術師はしっかりと奥まで届く指の形状を持ち合わせているので、そこ!というピンポイントにシャープな刺激がからだの奥までジーンと力強く響きわたります。
これは実際に来院されている患者さま方もその違いを実感されておりますし、ご指摘もいただいております。
当院の女性施術師が特別マッチョで怪力の持ち主というわけではないのです。おそらく。

とはいえ、元来女性がもつ「細やかさや優しさ」というソフトな要素も同時に併せ持つことに変わりはないので、双方の良さを会得した施術家に昇華すべく両名とも日々一生懸命努めている次第なわけです。
指圧やマッサージは、案外皆さまが考えているほど「力を使わずとも十分効かす」ことができる手技療法です。
むしろ受け手のからだに多彩な刺激をいかに心地よく浸透させることが問われる分、「力よりも繊細さ」が求められる奥深い手技療法です。
 
ですので ご自宅などでご家族の方にマッサージをされる場合は、力押しにこだわらず、細部を丁寧にもみほぐすやり方をおすすめいたします。(もみ返しに注意)


 

「指圧」と「マッサージ」、その違いは具体的に何ですか?


一見すると同一の手技と混同されがちな 指圧 と マッサージ。
しかし「指圧」と「マッサージ」は似て非なる独自の手技療法です。
押し方 や もみ方は当然として、アプローチする器官も「筋肉」や「神経」だったり、ねらう深度も 浅めだったり 深めだったりと、状況に応じて狙い分けをしているので 刺激の質感も効果も全くの別物となります。

例えれば、ナイフ と フォークの様な関係で、その役割は明確に違えど、双方が同時にそろっていた方がより効率的にその効果を生み出せる仕組みとなるわけです。
症状や体質ごとにその役割を使い分け、双方の利点を上手にブレンドさせることが最大のポイントになります。



 

指圧マッサージの「もみ返し」ってなぜ起きるの?

手技療法を施す上でまず肝心なのは、カラダの表面や筋肉をさぐって悪い所、すなわち「ツボ」を的確に見つけ出せるかどうか、という事に尽きます。

このツボの正体は、「ツボ」≒「コリ」≒「治療点」ということになることは何となく皆さんも理解できるかと思います。そしてその治療点に対して
何らかの刺激や力を利用し、正常な状態に戻してあげるのが指圧マッサージの目的となります。
しかしその治療点とは違うポイントにある 正常な筋肉や神経などに過度な刺激に与えてしまい 結果傷めてしまうことになると いわゆる「もみ返し」に陥ってしまうこととなります。

ただ単純につらい範囲を「押して、もんで、はじいて・・」では、それはそれで周辺の血流が良くなる分 その場では気持ちは良いでしょう。
ですがこれは かくれていた小さな炎症を助長させてしまったり、繊細な組織を壊してしまったり、神経そのものの機能を不安定にさせてしまったりと その施術自体がかえって逆効果になってしまうことに繋がります。
だからこそ、よい筋肉 悪い筋肉、アプローチしてよいところ、してはいけないところなど etc・・・ 
これら重要な施療の分岐点になるところを的確に見極めて、最大限かつ適量の刺激を入力することが最も重要となります。

 

 

※現在、さらに上記以外のご質問・ご相談に対するお応えも作成中です。
   完成次第、随時当ページにて載せてまいります。